バックアップ

自動バックアップ

Ankiは、カードデータの自動バックアップを作成します。これには、カードのテキストとスケジュール情報が含まれますが、音声や画像ファイルは含まれません。

自動バックアップは、ミスからの回復に役立つ場合がありますが、それだけに頼るべきではありません。デバイスが壊れたり盗まれたりした場合には保護されません。手動バックアップと組み合わせることをおすすめします。

復元

自動バックアップから復元するには:

  • Ankiを開き、ファイルメニューから「プロファイルを切り替る」を選択します。
  • 「バックアップを開く」ボタンをクリックします。
  • 復元したいバックアップを選択します。

バックアップから復元すると、バックアップが作成された時点からの変更は失われます。

バックアップから復元すると、Ankiは自動同期とバックアップを無効にします。正しいバックアップを復元したことを確認したら、通常の状態に戻すためにAnkiを閉じて再度開いてください。

Anki 2.1.50+

バックアップは定期的に作成されます。バックアップ間の時間を設定で調整することができます。デフォルトは30分です。

特定の操作をすると、設定された時間が経過していなくてもバックアップを作成します:

  • 一方向に強制同期でダウンロードしたとき
  • .colpkgファイルのインポート(ファイル➔インポートを使用)
  • ツール➔データベースのチェック

バックアップが2日以上経過すると、Ankiは古いバックアップの一部を削除し始めます。毎日、週ごと、月ごとに保持するバックアップの数を制御することができます。

2.1.50で作成されたバックアップは、古いAnkiバージョンにインポートすることはできません。

古いAnkiバージョン

コレクションが閉じられるたびに(Ankiを閉じる、プロファイルを切り替える、フル同期のダウンロードを行うなど)、Ankiはバックアップを作成します。デフォルトでは最大30個のバックアップを保存します。これは設定で調整することができます。

手動colpkgバックアップ

復元

手動バックアップから復元するには、ファイルメニューの「インポート」を使用します。

作成

Anki 2.1.50以降では、ファイルメニューの「バックアップの作成」を使用すると、すぐにバックアップを作成することができます。これは通常の自動バックアップと同じで、メディアファイルは含まれません。

サウンドや画像を含むバックアップを作成するには:

  • ファイルメニューからエクスポートを選択します。
  • 「Ankiコレクションパッケージ(.colpkg)」が選択されていることを確認します。
  • 「メディアを含める」オプションを有効にします。

これにより、カードとそれに使用されるサウンド/画像が含まれる.colpkgファイルが作成されます。ファイルを別のデバイスやDropboxやGoogle Driveなどのクラウドベースのファイルストレージサービスに安全に保存することをおすすめします。

AnkiWeb

AnkiWebとのコレクションの同期により、デバイスの紛失や盗難に対する一定の保護が提供されます。AnkiWebからコレクションを復元する必要がある場合は、設定画面で一方向の強制同期を強制するか、新しいデバイスから同期してから「ダウンロード」を選択します。

  • [ 強制同期 ] ツール ➔ 設定 ➔ ネットワーク ➔ 次回の同期は一方向に変更を強制実行する

削除ログ

Ankiは、削除されたノートをdeleted.txtというテキストファイルにログを保存します。これらのノートは「ファイル ➔ インポート」で読み込むことができますが、インポート機能は一度に1つのノートタイプしかサポートしていないため、異なるノートタイプから削除されたノートがある場合は、ファイルを別々のファイルに分割する必要があります。